オーストラリアはワインと食事がおいしい
シドニー観光のひとつハンターバレー(Hunter Valley)。シティから北に2時間強ほどの所にあります。オーストラリアはワイン愛好家の間では「新世界のワイン」としてニュージーランド、チリ、アルゼンチンのワインと共に質の高いワインを生産する国として知られています。一般的にワインと言えばフランスで長い歴史があるのに対し、新世界のワインは近年になってフランスのワインに引けを取らない質の高いワインを量産するという意味で「新世界」という呼ばれ方がされています。
日本でワインというと家族や彼女・彼氏との特別なイベントの時に飲むというような感じで「敷居の高い飲み物」とイメージする人もいるかと思いますが、オーストラリアではビールと同様に気軽に飲むアルコールです。日本人が居酒屋でビールやサワーを飲むのと同じ感覚でオージーはビールとワインを気軽に飲みます(オーストラリアではサワーは日本食レストランくらいでしか見かけません)。
また、オーストラリアは農業大国で実は非常に質の高い農作物を生産している国でもあります。シドニーやメルボルンといった大都市の都市部なら非常に質の高い料理を出すレストランも多く、高級ホテルの腕のあるシェフが出すような料理も町中のカジュアルレストランで普通に楽しめることもしばしばです。なので、そのような国で作られて評価が高いワインとなれば、ワイン愛好家でなくともワインを好きになって興味を持つようになるでしょう。
オーストラリアではいくつか有名なワインリージョン(ワインの産地)がありますが、ハンターバレーはそのうちの一つ。セミヨンが有名でセミヨン、シャルドネ、リースリングなど白ワインがおいしいワイナリーが多い印象です。100以上のワイナリーがありシドニーから車で気軽に行けるワインリージョンでもあります。ハンターバレーで1泊あるいは数泊してオーストラリアのワインを極めるというのもひとつの楽しみ方です。
今回はそのうちのいくつかを紹介したいと思います。
Keith Tulloch Wine
今回訪れた中で一番お気に入りのワイナリーでした。ワインはもちろん、建物や内装など全てがおしゃれ。ハンターバレーの名に恥じないセミヨンを中心とした白ワインのクオリティが高いワイナリーです。レストランやチョコレートショップも併設されています。
McGuigan Wines
McGuigan Wines はハンターバレーを代表するワイナリーです。このワイナリーは白も赤もクォリティーが高く多くのガイドでおすすめのワイナリーとして紹介されています。日本にも輸出されています。
Tyrrel’s Wine
Tyrrel’s のワインはエアラインの機内ワインに採用されたり日本にも輸出されるなどオーストラリアワインが好きな方には知られていると思います。ハンターバレーを代表するワイナリーのひとつといっても過言ではありません。こちらもセミヨンやシャルドネなど白ワインがおいしいワイナリーです。
Audrey Wilkinson
Audrey Wilkinson もハンターバレーで評価の高いワイナリーです。やはり、セミヨン、シャルドネ、ヴェルデホなど白がおいしいです。ヴェルデホは面白かったのでお土産に買っていきました。建物も素敵でしたが、お客さんでごった返していて写真は撮りませんでした。高台にあり眺めも素敵です。
コロナ禍でテイスティングには事前予約が必要
現在はコロナ禍で事前予約なしにいきなりワイナリーを訪れてワインをテイスティングすることはできません。ソーシャルディスティングが義務付けられていて、多くのワイナリーではウェブからの事前予約を受け付けています。各ワイナリーのウェブサイトへ訪れて Visit us とか Cellar Door などのページに行くとそこから予約方法についての説明や予約を受け付けるページに進むことが出来ます。ハンターバレーの多くのワイナリーでは現在テイスティングには$5~$10程度の試飲料を徴収しているところが多いです。
車で行かれる方は飲酒運転やスピード違反には注意を
オーストラリアは基準値以下のアルコールの摂取量であれば飲酒運転でも罰せられません。一般的にビール1杯程度なら問題ないとされていますが、様々なワイナリーを訪れて試飲となると、やはり基準値を超える可能性があり場所柄パトカーも巡回していたりします。もし、飲酒テストで引っかかってしまうとその場で御用となってしまうこともあるので、運転はお酒が飲めない人を連れていって飲ませないで運転に専念させるなど対策を施してください。ツアーに参加するのも良いと思います。オーストラリアは日本と同様左側通行でシドニーから2時間程度行けますので、日本で日ごろ運転されている方ならそんなに大変でないと思います。ただし、シドニーの場合、日本と違いスピードカメラが至る所に設置されていますので(見える位置にあります)、運転速度には注意しましょう。
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