このサイトを立ち上げブログを書くにあたって、ふと昔のことを思い返しました。日本で外資系企業で10年超勤めた後オーストラリアに移住しました。何ていうと良い響きかもしれませんが、私は「就職氷河期」世代なので、その前はすごく苦労しています。
学生時代に留学を経験して新卒で何とか内定を頂いた企業に入社しましたが、自分のやりたいこと(英語を活かした仕事に就く)が出来ないとわかったため、2年も経たずに退社。そして、転職活動に勤しみますが、世は「就職超氷河期」。当然採用してくれるところはありません。ある時最終面接までこぎつけることが出来たのですが、結果はやはり不採用。もう一人の方が採用を勝ち取りました。20社ほど落ちてようやくたどり着いた最終面接でまた不採用。ショックは大きく面接官の方に何故ダメだったのか理由を聞きましたが、やはり未経験で資格もないことが敗因で採用を勝ち取った方は経験も関連する資格もあり働き盛りの30代前半の方。不景気の時はとりわけ即戦力が重宝されるわけです。
頭ではわかっていましたが、やはりそうなんです。最初の会社を退社するときも上司や先輩社員の方々は「このご時世に辞めたら、野垂れ死ぬぞ」と心配してくれて引き留めてくれたにもかかわらず、本当に自分は愚かで頭でっかちだなと痛感しました。自分のやりたいこととか言っている場合じゃない。明日食べていけるための手に職をつけることが必要だとそこで初めてやりたいことと「今」できること、今やるべきことは違うという考えを持つことができたのです。
それから資格学校に通い仕事をゲットして、その後外資系企業に転職して今はオーストラリアに移住しています。やりたいことは現在叶えられたのですが、私としては随分遠回りをしたと思っていて、もっとちゃんと計画出来ていたらすんなり叶えられたのではないかと思っています。
現在、人気のある資格と言えば、IT関連、会計、英語ではないでしょうか?ITは益々ビジネスや生活の中に取り入れられていくのは間違いないですし、会計も数字が読めるビジネスマンとして重宝されますよね。そして、グローバリゼーションが進むこのご時世、英語はマストとなっていくでしょう。これらのうちのどれかを身につけていれば就職に有利だと思いますし、複数身につけていればかなりの強者になることが出来ると思います。
最近は Youtuber やブロガーといった新たな職業も登場していて人気の職業にも上げられたりしているようですが、やはり、それで食べていくとなると、高評価やチャンネル登録をしてもらうことが必要で、そのための戦略や動画の機材、撮影方法、動画にするテーマ、内容、動画の撮影から編集など様々なことを考えて仕事と同様に多くの時間を費やすことが必要なようです。ただ思いつくままスマホで動画を撮影してそのままパッと YouTube にアップしているだけでは視聴者は増えず食べていけないようです。そして、1日1本、週2,3本などこまめに定期的にアップしていくことも重要だそうで、サラリーマンの仕事と何ら変わらないのではないかと思います。
世の中はお金が全てではない。私もそう思います。しかし、お金がないとできないことが多々あることも真実だと思います。生きていくための必要最低限の飲食、衣類、住む場所など、何か要る時はほぼ必ずお金が必要なわけです。旅行もしたい、趣味にお金を投じたい、家庭を持って子供がいるので扶養するお金が必要、高齢の両親を養わないといけないというのであれば、更に多くのお金が必要になります。お金を稼ぐには仕事をしなければなりません。
私はよくオリラジの中田敦彦さんの YouTube を見ますが、やはり芸人で人前でしゃべったりカメラの前でしゃべることに慣れているからか、しゃべりも軽快で冗談も交えたり、喋り方も抑揚があって、身振り手振りも交えて説明していたり、他の一般の方の Youtuber の動画より引き込まれてしまいます。それも一つのスキルですよね。 一般の人より明らかに場慣れした感じで、数段上手だと思います。そして、テーマも誰かがやってそうでやってなくて、でも、みんなが興味がある、何となく学校で昔習ったけどちゃんと授業を聞いてなくてもっとちゃんと勉強しておけばよかったと思っているようなことをテーマにしてかみ砕いて簡潔に説明する。あっという間に登録者数100万人突破というのもうなづけます。
AIの発達や YouTube の登場など新たなテクノロジーの発達で時代は変わっていきますが、Youtuber であれ何であれ、食べていくためにはスキルや戦略が必要になってくると思います。そこにいかに時間を費やして成功の道へ進んでいけるかがポイントとなってくるのではないでしょうか?
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